厚かましいオンナ②
このH子は嫁いだ後、旦那に自身の実家の近所に戸建てねだった。
①に書いたが彼女の実家は金持ちが居住するエリアなのである。
しかし旦那も金持ち。問題ないと思っていた。
旦那も彼女も実家が裕福なので欲しいものもお目が高い。あれこれ建築相談をするうちに予算をこえた。
そもそも土地だけで7〜8千万する広さ。
内装をこだわれば1億5千万を優に越える。
よって追加融資を頼んでいたがここへ来て「値切れるものは値切ろう」となった。
工務店はもちろん内装、家具家電。
家具は値切れない。
彼女は家電と水回りを友人に依頼し費用を削減することに。
彼女の友人I子の実家は水回り商品の卸売りであった。
H子はI子に頼み、I子の実家に行き、話をしたいと申し出た。
I子の父は断った。
仕入れは協力するが、商品説明は行わない。
なぜなら卸売業界は顧客に直接関係ないからだ。
H子は再三食い下がったが断られた。
そこで手紙を書くことにした。
I子は手紙を確認せず実家の父に渡した。
後に見た手紙にはこうかかれていた。
「恥ずかしながらお金がないのでまけてほしい。」
さて。皆さんはどう思うであろう。
1億5千万の豪邸を建築、内装と家具家電の費用が不足してきたので友人の父に金がないからまけてくれと手紙をだす。
私は図々しい、と感じた。
また、H子の夫にも失礼である。
「金がないから」ではなく「使いすぎた」からである。近時、1億5千万の豪邸を建築できる御仁は少ない。内装と家具家電で5百としても税金や登記費用を勘案すると1億6千万であろう。
その家を買い与えてくれる夫を「金がないから」と。
働いてくれる旦那への感謝が感じられない。
さすがのI子も激昂。
金遣いが荒いだけである。
金がないからまけてくれと友人の父に言うことではない。
金の無心は実家にしてくれと。
これでI子はH子と結婚祝いの金のやりとりだけで縁を切った。
金の切れ目は縁の切れ目と言うが、金の無心をする前に自身の金遣いを見直すことをお勧めする。